2026年1月9日
コラム
バセドウ病の治療

バセドウ病には、主に3つの治療方法があります。
①抗甲状腺薬
抗甲状腺薬はチアマゾール(MMI)とプロピルチオウラシル(PTU)の2種類があり、どちらも甲状腺ホルモンの分泌を抑えます。
バセドウ病の根治療法はなく、甲状腺ホルモンを正常化することが目的で、正常化すれば妊娠・出産を含め普通の生活が送れます。
MMIが第一選択で、PTUと比較して効果が高く副作用の発現頻度が少ないのですが、妊娠初期に服用すると僅かながら胎児に影響を及ぼすことがあります。
②放射性ヨード内用療法
放射性ヨードカプセルを服用し、甲状腺に集まったヨードが放射線を放ち甲状腺細胞を破壊します。
カプセルを服用するので痛みはありませんが、甲状腺眼症を悪化させることがあります。
カプセル内の薬は放射性物質なので特別な施設でしか行われず、小児、妊娠・授乳中、女性6か月男性4カ月以内に妊娠を考えている人には行えません。
③手術
甲状腺を切除する方法です。
甲状腺ホルモンを下げるという効果は早期にえられますが、麻酔のリスクや手術の合併症(術後出血、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下症など)を起こすことがあります。
(「私たちも甲状腺」P73参照)
「私たちも甲状腺」は、下記のURLよりご購入いただけます。
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