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COLUMNコラム

2025年11月28日

コラム

甲状腺の検査

  1. 血液検査
    甲状腺機能検査 甲状腺刺激ホルモン(TSH)
            遊離トリヨウドサイロニン(FT3)
            遊離サイロキシン(FT4)
    甲状腺自己抗体 抗甲状腺ホルモン受容体抗体(TRAb)
            甲状腺刺激抗体(TSAb)
    抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)
            抗サイログロブリン抗体(TgAb)
    甲状腺ホルモン異常に伴う血液検査
            AST、ALT、γ‐GPT、T-Bil、ALP、CK、コレステロール、中性脂肪
    赤血球数

2. 超音波検査
超音波を体の外からあてて、その反射波を画像に変換して内部構造を調べます。
非侵襲的検査なので、痛くもなく、妊娠中も可能です。
目的 甲状腺全体の大きさ 
結節の有無、大きさ、良性・悪性(細胞診検査をするかどうかの指標になります)
炎症の有無、種類、程度

3. 超音波ガイド下穿刺吸引細胞診検査
超音波検査で甲状腺を見ながらで細い針をピンポイントに刺し、陰圧をかけて細胞を吸引し採取します。
採取した細胞を顕微鏡で診て、主に良性・悪性を判断します。
超音波検査に比べて診断的価値は高いのですが、最終診断は組織診断(手術で切除した甲状腺を顕微鏡で調べて下す診断)に委ねます。
針を刺す侵襲的検査なので、採血程度の痛みと、まれに内出血や腫れをともなうことがあります。

4. シンチグラフィ
微量の放射性同位元素(ヨード、テクネシウム)を体内に投与し、そこから放出される放射線を特殊なカメラで検出し画像化する検査。
甲状腺ホルモンを産生している部位と程度が分かります。